こんにちは、ミキです。
アメリカではワクチン接種率を伸ばすために、
様々な州でワクチン宝くじなるものを実施中です。
ワクチンを打つと抽選で賞金がもらえるとのことで、
大きな注目を集めています。
もちろん結果が出ている州もあるのですが、
中にはあまり良い結果が現れていないところも…。
今回はアメリカのカリフォルニア州で実施されている、
ワクチン宝くじの内容についてお伝えします。
賞金総額128億円なのに接種数はアップせず!?その理由とは?
たっぷりと賞金が用意されているにも関わらず、
カリフォルニア州ではワクチンの接種率が伸びていません。
まずはカリフォルニア州のワクチン宝くじの概要をご説明し、
その上で接種数がどうなったのかを明らかにします。
カルフォルニア州のワクチン宝くじの概要
カリフォルニア州のワクチン宝くじは、
1回以上接種した住民が対象となります。
賞金総額はなんと約1,280億円にもなり、
当選者には電話で通知されるとのこと!
すでに抽選も始まっており、
2021年6月4日の抽選では、
約550万円の当選者15人が決定しています。
また6月15日には1等約1億6,000万円が10人に当たる抽選が予定されています。
気前の良い企画なので、
さぞかし盛り上がっていると思われるわけですが、
カリフォルニア州の思惑は外れたようです。
接種数はどうなった?
ワクチン宝くじが導入されてからの摂取回数は、
1日あたりで約11万7,500回で推移しているそうです。
導入前の7日間と比較してみると、
3割以上減少しているとのことで、
ワクチンを促すには至っていないことが分かります。
そこで気になるのが、
なぜ接種数が増えないのか、という部分でしょう。
なぜ接種数が増えないのか?
ワクチンを希望しない人が一定数いるからです。
アメリカにはワクチン懐疑派が多数いることが分かっており、
彼らの中には受けないと心に決めている方も少なくありません。
実際にアメリカでは、
店舗の営業制限やマスクの義務化に反対する集会が開かれています。
以下のように、発言している方もいるほどです。
40代女性「接種は個人の選択であるべきで、義務化すべきではない。新型コロナウイルスのワクチンは安全性の確認が不十分だ」
50代女性「個人的には新型コロナウイルスのワクチンは接種したくないし、子どもにも受けさせない」
女性「インフルエンザで義務化を認めれば、次は新型コロナウイルスのワクチンが義務化される。政府には自分の体のことを決める権限はない」
参考:NHK
ただアメリカのワクチン接種率は既に50%を超えているとされ、
感染者の数も減少傾向にあります。
ワクチン宝くじは不評と言えるかもしれませんが、
今後1等の発表もあるので、
直前になって大きな盛り上がりを見せることになるかもしれません。
期待しましょう。
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